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あれこれとカウンセリングのことを考えるブログです。
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こんばんわ。

もしも10代の少女が妊娠してしまい、出産したとしたら、その後の人生はどのようになるのでしょうか。今回は、そのようなシリアスなお話をつぶやきたいと思います。

不慮の妊娠ということになれば、悲しい現実ですが、多くは堕胎ということになるのかもしれません。すべては闇に葬り去られ、ひとつの生命が尽きるわけです。母親はずっとそれ以後の人生のなかで、失った我が子のことを忘れることはないでしょう。水子の供養を怠らない人もいれば、忘れようと努力する人もいるはずです。

堕胎せずに出産したとしたら、その人生には何が待ち受けているのでしょうか。想像もつきません。

子どもを育てることができないとすれば、さまざまな社会保障の世話になって、たとえば里子として子どもを他人に託すことにもなるはずです。別れですね。

もうひとつの道は、みずからわが子を育てるというものです。これは人として当然のことであるのかもしれませんが、10代の女性が育児をしながら生きて行くことは、いまの社会でも大変な風当たりがあると思います。相手と結婚する場合はともかくとして、結婚することができない事情を抱えていたり、結婚してもすぐに離婚したりした場合には、多くは母親がその子どもの面倒をみることになるようです。

カウンセリングの場面でも、もちろんこのような方々の相談を受けることがあります。こんなとき、カウンセラーには何ができるのでしょうか。

まずは社会的な保障や援助が得られるのであれば、そのサービスを紹介します。これは、ソーシャルワーカーの領域なのですけどね。それから、10代の母親が生きているいまの家族関係上の問題についても話し合うでしょう。けれども、やはり一番大切なのは、10代ながらも世界と向き合って生きようとする母親を精神的に支えることです。カウンセラーなのですから。

たとえば、このような10代の母親がカウンセリングにやって来たとしましょうか。彼女の訴えは対人恐怖であったとします。おそらくクライエントの主訴をそのまま受け取るカウンセラーであれば、対人的な認知のゆがみを修正しようとするはずです。しかし、そうなると本質を見失った的外れなアプローチになるかもしれません。もっとクライエントをトータルに見て、全体的な状況を理解した上で働きかける必要があるのです。問題は認知のゆがみではなくて、心細さであるのかもしれないのですから。

子どもを育てながら必死に生きようとしている10代の母親たちがいます。カウンセラーとして自分には何ができるのだろうか、これからも考え続けたいと思います。

ではまた。

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