忍者ブログ
あれこれとカウンセリングのことを考えるブログです。
[184]  [183]  [182]  [181]  [180]  [179]  [178]  [177
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

私はセックス・セラピーを専門とするカウンセラーではありません。しかし、性に関する相談を受けることはあります。男性からも、女性からも。

週刊誌のネタによくありますが、セックスレスの夫婦が増えているとのことです。実際はどうなのか、私には分かりません。年齢にもよるでしょうが、性を謳歌するカップルもいれば、そこにはあまり意味を感じない夫婦もいるようです。

以下は、かなり性的な話題になりますから、望まない方はスルーして下さい。

むかしむかし、ヴィルヘルム・ライヒという精神分析医がいました。元祖のフロイトよりもかなり急進的かつ性的な思想をもっていて、われわれが到達すべき理想の人格は「性器期的人格」なのだそうです。性的なオーガズムを罪悪感なしに得られるような、ある意味性を楽しめる人間が理想とされていたようです。

しかし、それはもう一世紀も前のヴィクトリア朝の時代のことです。むかしは性的なことを口にするのは憚られたわけで、性は抑圧されていました。そんな時代であればこそ、性の解放が大切にされたわけです。

いまはどうでしょう。この日本でも、性は解放され、自由な世界になっています。男性はもちろん、女性もかなり自由であると思います。

そんな時代ですから、性のありようは多様化しているはずです。セックスを求めるのも、求めないのも、自由なのです。

さあ、ここからが本題になります。ここには実例を書くわけにはいきませんから、想像上の一特殊例について書こうと思います。

こんな夫婦がいたとします。あるカップルがセックスレスの相談でやって来たとします。話を聞くと、夫は性生活を求めるのに、妻は拒むのです。夫の言い分は、世間並の回数が出来ないのであれば離婚したい、いや浮気を認めろというわけです。ずいぶん身勝手な言い分ですね。

妻の方は二人でいる場面では何も口にしません。でも、同席面接から単独の面接に切り替えて話を聞くと、いろいろなことを口にします。こんな感じです。夫がアダルトビデオのようなセックスを強要してくるので、それで嫌になったというのです。

妻を性的にも支配したい夫と、それを拒む妻という構図が見えてきました。

一時期のライヒのように性的オーガズム能力ばかり気にかけていると、性生活を拒む妻が夫とのセックスを再開することができればよしということになるのかもしれません。でも、この虚構のカップルの場合、事情がまるで違っています。夫の性が妻に対する暴力になっているからです。むしろ、拒んで当然、セックスレスで当然なわけです。

私たちカウンセラーは、どんなケースであっても背景の事情を読み取る必要があるようです。セックスレスの背後には、身体的な原因からくる性的不能があるのか、それとも精神的なものなのか、それとも・・・・・・・。

ではまた書きます。

拍手[0回]

PR
フリーエリア
ブログ村のランキングに参加しました。お帰りの際に、よろしければポチッと。 にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 心理カウンセリングへ
にほんブログ村
プロフィール
HN:
札幌
性別:
非公開
職業:
カウンセラー
趣味:
音楽
自己紹介:
ニックネームは「札幌」です。カウンセリングのことを日夜研究しています。
バーコード
ブログ内検索
カウンセリング考 セックス・セラピーと夫婦カウンセリング Produced by 札幌
Designed by ninja-blog.com
忍者ブログ [PR]