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あれこれとカウンセリングのことを考えるブログです。
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こんばんわ。

カウンセラーになるためには、大学で教育を受けるのであれば、臨床実習が不可欠です。今回は、私の学部時代の思い出をつぶやきます。

いま現在、私は大学院でもカウンセリング教育にたずさわっています。院生を臨床実習に、学外の施設に送り出すわけですが、受け入れていただく各施設の方々には、毎年多大なお世話になっています。大学の学外正規実習だけでなく、日常的に臨床家たちを受け入れて研修を行っている機関もあり、そのようなところはスタッフも揃っていて、臨床レベルは極めて高度です。本当に感謝です。

さて、私の学生時代の話です。

まだ学部の学生のときの話です。大学の実習としてある施設に行ったのですが、個人的に探して、別の施設にも一カ月ほど実習させていただきました。それは、単科の精神病院でした。いまでは考えられないことですが、先方の院長先生の好意で、個人として実習を引き受けて下さったのです。大学を介してではなく、私自身でお願いし、実現したものです。

本当に、いまでは考えられないことですね。

もっと凄かったのは、その病院が宿泊施設も提供してくれたことです。遠方だったからです。また、食事も提供してくれました。一ヶ月間、三食です。もっと驚いたのは、私の宿泊施設というよりも、寝泊りしていたところは、実は閉鎖病棟の奥にあったのです。もちろん、病室ではありませんでしたけれど。外出するときは、看護婦さんにかぎを開けてもらって、外の空気を吸いに行っていました(当然鍵は持たせていただけません。精神病院独特の構造なのか、その部屋に鍵は無用と思われたが、内から外に出るときも鍵が必要であった。不思議)。でも、居室にはシャワーから何から揃っていて、外出はあまり必要なかったのですが。まあ、外に出るときも、病棟に行くときも、いちいち鍵を開けていただく必要がありました。

とてもよい経験でした。朝から晩まで入院患者さんたちと一緒です。一緒に生活する、それが実習の内容だったのです。もちろん、いろいろと臨床心理学的なこともさせていただいたような気がしますけど、まだ学部学生だったもので大したことはしていません。

振り返ると、凄い実習であったと思います。起床から消灯まで、ずっと一緒だったのです。精神科に入院するって、こういうことなのかな、なんていう体験を少しだけできたような気がします。患者さんを観察するということではなく、喫煙室で一緒にタバコをふかして話しこんだことも、よき思い出となっています。みんな、白衣を着た医療従事者に対するのとは異なる態度で、私と接してくれたのです。もうこんなことをさせていただけるところは、おそらくないはずです。ずっと、ずっと、むかしのことです。

いま私は、カウンセリングの臨床現場で生き、大学で教育に携わっています。あのときの実習のおかげかどうか分かりませんが、クライエントよりの、どちらかと言えば捨て身のカウンセラーになったのかもしれません。

ではまた。

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