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あれこれとカウンセリングのことを考えるブログです。
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こんばんわ。

カウンセラーとして成長するために必要こと、それは一体何なのでしょう。まずはカウンセラーである以前に、一人の人間として成長して行くことが前提になると思います。でも、ここではそれを飛ばして、別のことを少し。

カウンセリングが上達するためには、いろいろなトレーニングや研修を、継続して行うことが必要とされています。おそらく、いったんカウンセラーになってからが、なる前よりも、あちこちに顔を出すことが多くなるでしょう。スーパーヴィジョンを受けたり、事例検討でさまざまな意見を聞いたり、その他もろもろです。

けれども、もっと大切なことがあるような気がします。それは日常の、日々のカウンセリングです。

カウンセラーは毎日クライエントと対面し、さまざまなお話に耳を傾けます。朝から晩まで。そして一日が終わります。ここで一日を振り返り、あれこれと思いを巡らせる時間が持てる人と、そうしない人には、おそらく雲泥の差がつくことでしょう。

あのときクライエントにこうしたのは○○だったかも、次回はもう少し○○のほうがよいかもしれないなー。

こんなことをつぶやくのです。

かつて偉大なカウンセラーが、自分の教師はクライエントなのだと、味のある発言をしたことがあります。けれども、それは真実であると思います。実際のカウンセリングから、クライエントから学ぶわけです。

日常的なカウンセリングにおける学び、つまりクライエントから学ぶこと、ここが私たちカウンセラーの主要な成長の機会であると思います。ここがちゃんとしていないと、はい研修会、はいスーパーヴィジョンといっても、形式的に顔を出すだけで何の学びにもならないでしょう。このあたりの理解を抜きにして、研修の重要性を訴えても、本末転倒です。

要約すると、自分自身の私生活を大切にして生きること→日常のカウンセリング場面でクライエントに学ぶこと→プラス・アルファとしての研修、この順に階層化されているのかなと思います。人として、カウンセラーとして、同業者たちのなかの一人として、といいますか。

もちろん、ある流派の人たちは、人生のほとんどの時間をその技法の実践と研鑽のために注ぐようです。そうなるともう、人生そのものがカウンセリングになるような気がします。ダブルバインドの概念で著名なベイトソンが、精神分析医についてこのように描写しています。

「この人たち(分析医としての職業を、継続的自己点検と考える人たち)にとって治療は、到達でき得る目標ではなく、教育分析に始まり、一生を通じて続く、生活習慣のようなものだろう」

求道的ですね、分析医になるということは。

私は自分の人生がカウンセリングであると思っています。しかし、上記のような意味とはちょっと違います。ナイフをとき澄ましていくような、特殊化・専門化の方向ではないのです。プロフェッショナリズムとは違う方向へ、ゲーテのいうディレッタントの向こう側へ。

まあ、いろいろな意見があると思います。本末転倒の研鑽ではなく、カウンセリングの上達には、日常を大切にしたいものです。

ではまた。

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