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あれこれとカウンセリングのことを考えるブログです。
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こんばんわ。

今回は、なんとも重々しいテーマです。けれども気楽に読んでください。

私ごとになります。数年前に糖尿病を発症しました。インシュリンを使わずに、糖質制限食という特殊な食事療法を実践しています。血糖値のコントロールは上々で、おかげさまで健康な毎日を送っています。

ところが最近になって妙なことが何度も起きました。嫌な汗をかき、動悸が強くなり、身体に震えがくるのです。突発的に。これはパニック発作かもしれないと考え、まじめにクリニックを受診しようかと思ったほどです。カウンセラーの私が、カウンセリングと服薬のために。それにしても変だと思い、その発作が来たときに血糖値を測定してみました。

するとびっくり。低血糖だったのです。50そこそこです。

インシュリン治療をしていない人間が低血糖に陥るなどあり得ないと思っていましたが、調べてみると、まれにあるのだそうです。その日の体調とか、食事量とか、運動量とか、いろいろな要因がからんでいるらしいのですが。

原因が分かりひと安心とはいきませんでした。血糖値50を下ると、通常は意識を失って昏睡状態に陥り、死んでしまうのです。私は、自分が死の一歩手前に居たことを知り、ゾッとしたのでした。

すぐそこにある死、私は死を意識しました。

そんなことを何度か体験しているうちに、なんだか街並みや風景が、いままでとは違って見えるようになりました。ふとした瞬間にです。とてもありがたい気持ちのなかで、街並みがとても美しく光って見えるのです。生命があることの感謝と言いますか、日々の苦悩がとてもちっぽけに思われて、自然と一体になるのです。こんなことを、そういえば、以前にも何度か体験したことがあります。人生の節目のようなときです。

むかし「飛鳥へ、そしてまだ見ぬ子へ」という小説・映画がありました。その主人公である青年医師が、自分の癌を告知されたときも、このように街並みが光って見えたことが描写されていました。

カウンセリングをしていると、クライエントの皆さんが同様の体験をお話してくれることがあります。風景が違って見えること、自然が迫ってくること、いままで気がつかなかった緑が目に入ってくること、ありがたい気持ちに包まれること等です。カウンセリングが節目に至ったとき、クライエントの意識が別のステージに転換するのでしょう。そのときの現象が、これなのだと思います。

カウンセリングを通じて、これまでの意識が解体し、新たな意識が芽生える、そこに現われるのがキラキラピカピカなのでしょう。それはもしかして、死に近いところ、生と死の境界線で起こるのかもしれません。そのとき肉体は死ななくても、それまでの意識が死んで新たな意識に生まれ変わるのでしょう。肉体が死ぬと、本当の意味での死に至りますから、少なくともこの世では意識は再生しないのです。

カウンセリングを生業とする私も一人の人間です。そのような、病気もすれば、人生の悩みもある人間として、カウンセリングを行っています。私はけっこう捨て身のカウンセラーなのかもしれません。中立的態度とか、分析の隠れ蓑とか、あまり眼中にないのです。そのような教育を受けたカウンセラーから見ると、生身のカウンセリングをしているように見えるのかもしれませんね。まあ、私は私、あなたはあなたです。

ではまた。

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